私は、米国系企業の日本現法の役員をしています。
約100人の日本人スタッフと25名ほどの多国籍スタッフと勤務しています。
立場上、毎日多国籍のスタッフとは会話し、週に何度も米国や英国の上司ともビデオ会議をします。
勿論英語です。
ここまで言うと、私がさも国際的なビジネスマンに聞こえてしまいますが、
実は、私は英語が大の苦手の地方大学出身です。
おまけに東北出身で、「スーズ弁」訛りが強く、別次元の英語の発音で話しています。
日本人同士の会話でも聞き直されることもあります。
そんな私が、どのように英語へのコンプレックスと日常業務を無事遂行できているか不思議だと思いませんか。
私のケースは、同じ社会人の方のみならず、お子さんの英語教育に対してご家庭で喧々諤々されているパパ・ママへの1つのメッセージになるかと思います。
再度お伝えすると、私が話す英語は、殆どインド人やパキスタン人と変わらない訛りです。
むしろ、私の訛りの方が彼らより上回っているとも言われています。
渡米前には、1年高額な英語教室に毎週12時間も通い、先生との対話は円滑になっていたと自負していました。
最初、ロサンゼルスに赴任した当時、私の英語は、現地スタッフが顔を歪めるほど理解してもらえませんでした。
現地では、聞いたこともないような速さと単語で現地スタッフから話され、街に出るとスラングが多くなり、ノイローゼになりそうなくらい会話がわかりませんでした。
特に米国人は、英語が話せないと「怪訝」な表情を露わにする人も多く、ノイローゼになりそうでした。
やがて、社会での疎外感を感じ、抗うつ剤を処方してもらうほどの状態に陥りました。
そんな私でも転機が訪れました。
それはひょんなことからです。