明日から始まるプロ野球の開幕は、球界にとっての春の訪れともいえます。

「球春」の到来を歓迎しつつ、2024年のプロ野球順位予想に多くの元プロ野球選手が挑んでいます。

しかし、元MLB選手という視点から見ると、彼らの予想には根拠に基づく分析が欠けているように感じます。

日本のプロ野球は、MLBとは異なり推定年棒制度が採用されています。

プロ野球は、一般会社員とは異なり、前年度の球団成績と個人成績に基づいて今年の年棒が決まるという制度です。

MLBでは多くの有力選手が複数年契約していており、単年で年棒契約が多い日本のプロ野球とは少し違います。

その点から、強いチームで成績を上げた選手が多いほど、そのチームの総年棒は高くなる傾向があり、球団の投資額によって順位予想がしやすいかもしれません。

 

数字は単なる数字に過ぎません。投資したからといって、優勝するとは限りません。

しかし、投資した球団が最下位になることは稀であることも事実です。

数字から読み取れる情報を深掘りし、その背後にある真実を探求することで、プロ野球の観戦がさらに楽しくなってもらいたいと思います。

MLBは、球団経営は成功者のステータス以上に投資案件の1つです。

そのため、選手年棒はロケットのように高騰しますが、球団もその分収益が得られる構造の産業となっています。

MLBファンは、各球団の選手への投資金額やポジション別年棒から成績を予想する楽しみ方をしています。

その楽しみ方を紹介したいと思います。「投資したから勝てる訳ではない」

コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い . あなたは会員ですか ? 会員について