厳しい学歴社会と経済格差が追い詰め、若者らが合法薬物に手を伸ばす。
私の愛娘の通うソウルのトップ私立中学校でも、薬物逮捕者が出てしまった。
その生徒は激しい受験勉強からの解放を求めて、インターネットで薬物を購入していた。
その生徒は、「合法薬物」の危険性は知っていた。
来年大学受験の息子に話を聞くと、その高校では逮捕者こそまだいないが、同級生の中には薬物を所持している者も少なくないという。
「ソウル大学に好成績で入学した先輩も時々使用していた。要は使い方次第」と平然と回答した時には、言葉を失った。
「学歴社会」、「成果主義」、「階級社会」。現代韓国社会の厳しさが、若者たちを薬物へと追い込んでいるのであろう。
日本も他人事ではない。日本での報道は、両国関係に忖度しているようだが、真実は深刻である。