先週もトランプ政権について多くのニュースがありました。
まず12日、先週の寄稿の直後に米国と中国がお互いに関税を115%pt引き下げ、それぞれ145%(米国)、125%(中国)から30%、10%とすることが合意されました。
引き下げ分の大半は撤廃されますが、そのうち24%ptは90日の一時停止とされています。
私は先週に詳細が判明しない時点で「米中の協議も進展に向かうことが期待されます」と論じていましたが、実際は想定以上の内容でした。
事実上の禁輸に近い関税の悪影響が表面化しつつあるなかで、両国ともに「仕切り直し」に合意したと言えるでしょう。